Flames of Warのインテリジェンスブック、Bridge At Remagenがしばらく前に届いていたので、載っている米独両軍のアーミーについて書いておこうと思います。
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タイトルとしては、ライン川にかかるルーデンドルフ鉄橋 [1] … Continue readingを巡る戦いを示しています。
同名の映画があったりしますね。
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時期的には前回の記事でも書いたとおり、45年2月から4月までの期間となりますので、実際のルーデンドルフ鉄橋占拠の時期を含め、その前後ということになります。
それでは、早速アーミーリストについて見ていきましょう。
U.S.Army
M26
米軍については、なんといってもM26パーシング重戦車が使えるというのが目玉でしょうか。
M26パーシングは、後々のMBTの原型とも言える存在 [2]MBTになる前段階と言うべきかもしれないですが、米陸軍の管理部門が戦車をM4系列で統一することにこだわったため、なかなか実戦投入されなかったという、ある種かわいそうな戦車です。
結局は前線からの要求や実証実験の結果によって、欧州戦線にも投入されるものの、もはや終戦間近で第二次大戦中の活躍はあまりありません。
実際の活躍は朝鮮戦争及び、後継車のM46パットンに改造されてから……ということになりましょうか。
ともあれ、欧州戦線にも投入されたのは事実。それを再現すべく、M26及びその車台により強力な砲を載せた試作車T26を使用できるアーミーリストが、この本には掲載されています。
- Tank Company
- Light Tank Company
- Armored Rifle Company
以上三つがそれで、それぞれ第3装甲師団(Reluctant/Veteran)、第9装甲師団(Confident/Veteran)を再現出来るようになっています。
第3と第9の師団で編制自体にはほとんど変わりはなく、装甲偵察小隊の編制が異なるくらいです。
まあ、この時期のどうしようもなくなっているドイツとは異なり、書類上の編制とそれほど乖離のない部隊を運用を出来ちゃうのがアメリカですから、このアーミーリストで(第3、第9に限らず)この時期の部隊はそれなりに再現できるのではないでしょうか。
The Lucky 38th
M26が入る編制とは別に、第38騎兵大隊の編制も載っています。
こちらは、M26は使えないものの、装甲車、軽戦車、軽戦車車体の自走榴弾砲など、快速の車輛を中心とした装甲偵察中隊を作ることが出来ます。
モデルとなった第38騎兵大隊は、ノルマンディであまりの快足ぶりに、ドイツ軍の砲撃がことごとく後方へ落ち、Luckyのニックネームを得たという部隊らしいので、まさに快速騎兵部隊を作るためのリストかと思います。
Deutsches Reich
いっぽう、ドイツは、もはや守勢一辺倒の時期ですね。
ゲームルール的にも、この本に収録されたドイツ側アーミーは、全て守備側でゲームを始めることと明記されています。
また、それぞれの部隊が装備がばらばらであったりする状況を反映してか、特定の部隊のリストばかりになっています。
第512重戦車駆逐大隊
Jagdtigerを配備された独立重駆逐大隊としては、第653重戦車駆逐大隊が有名で、日本語でも読める書籍が出ています。
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そして、Jagdtigerを中心に編制されたもう一つの部隊が、この第512重戦車駆逐大隊です。有名な戦車エース、オットー・カリウスが最後に所属した部隊としてのほうが名が通っているかもしれません。
編制としては、大隊の第1中隊か第2中隊かによって、変化があります。
Jagdtiger中心なのは変わらないのですが、第1中隊にはIV号戦車が入ったりする一方、第2中隊にはカリウスが入れられたり、JagdpantherやKönigstigerを入れられたりします。
なお、第2中隊に関しては、指揮したカリウス自身が回顧録を著していますので、編制から降伏までを辿ることが出来ます。
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第654重戦車駆逐大隊
上で挙げた第653重戦車駆逐大隊の兄弟部隊ともいえるのが第654重戦車駆逐大隊です。
両者は東部戦線でエレファントを用いて戦ってきた部隊ですが、東部戦線から引き上げて改編された後、653はJagdtigerを、654はJagdpantherを中心とする部隊となりました。
その第654重戦車駆逐大隊については、国防軍最後の攻勢ノルトヴィント作戦時点のリストと、ルール包囲戦時点のリストの二種類が掲載されています。
いずれにせよ、Jagtpanther中心の編制です。ノルトヴィント作戦時のリストにはあるHornisseがルール包囲時点ではなくなっているのがなんとも悲哀を感じます。
第654重戦車駆逐大隊についても日本語で読める記録集が出ていますので、この部隊を再現するなら、参考に出来ていいですね。
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重戦車大隊(第506&第510)
第506重戦車大隊は、創設当初からTigerIE装備で編制された最初の重戦車大隊で、東部戦線で奮戦しました。
チェルカッシー解囲戦で大損害を受けたり、ソ連軍の夏季攻勢での退却戦で大半の車輛を爆破処理しなければいけなかったりと、厳しい戦いをくぐり抜けてきた部隊です。
45年の夏からはKönigstigerを装備し、ドイツ国内で戦い続けました。
一方、第510重戦車大隊は、国防軍の独立重戦車大隊としては最後に編制された大隊です。バグラチオン作戦が始まろうかという時期に編制された重戦車部隊ですね。
こちらもTigerIEと共に東部戦線に送られ、激しい戦闘を繰り返して所属車輛を損耗していきます。
結局、本国に戻ってKönigstigerを受領しますが、最後に製造されたKönigstigerは輸送用履帯しかつけておらず、塗装もさび止めプライマー一色だったとか。
このリストでは、そんな二つの重戦車大隊を再現することができます。どちらもKönigstiger中心ですが、506に比べると、510は末期の寄せ集め感あふれる編制になっています。
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重戦車大隊については、この本が参考になるでしょうか。
SS装甲旅団ヴェストファーレン
カールスハーフェンの戦いにおいて、III号N型、PantherG、Königstigerの3輛で米軍戦車16輛を撃破したというヴェストファーレン旅団。
この装甲旅団については、『ラスト・オブ・カンプフグルッペ』で一章を割かれているので知っておられる方も多いかもしれません。
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なお、名前は装甲旅団ですが、編制自体は歩兵中隊です。上記のエピソードもあって、III号やPantther、Königstigerを編入出来ますし、火力的にはそちらが頼りになるかもしれませんが、メインは(輸送車輌なしの)歩兵です。
以上が収録されているアーミーリストです。
FoWでは、ドイツ軍をメインアーミーにするつもりなので、この時期のドイツ軍についても色々調べているという個人的な事情の下、ドイツ軍側は参考資料など多めに挙げて少々うるさい印象かもしれませんが、どうかお許しください。
総評
全体を見てみると、連合枢軸ともに強力な武装が多くなっている時期であり、かつ枢軸は部隊の編制からして追い詰められていく様子が実にはっきりわかる状況になっています。
JagdtigerやKönigstigerはM26が対するにふさわしい相手ですし、ドイツ側にしてもなんとか米軍に一矢報いてやろうと思えるようなアーミーになっています。
個人的にはなかなか面白い本だと覆います。
Lateでもノルマンディあたりとは雰囲気の違う戦場が作り出せるのではないでしょうか。
Gef
hi some foreigner trying to ask you about something:
there is some people on japan playing “FoW”? Or other miniature simulation game aside warhammer?
It is because maybe in 2 years i am going to move there for some time, and i wanted to play with some nice people.
Sorry for the english
安里 優
Thank you for your comment .
Warhammer(FB or 40K) is played in various places in Japan . (but , It isn’t so much)
In Tokyo , there are retail stores of GamesWorkshop.
FoW have played in this game club ↓
http://sentui.com/NerimaMini/
gef
Thanks for the info, i saw that you bought a good number of models from battlefront, have you tried plastic soldier company? they had a lot of good things made of plastic with good details and options, and are cheaper.