派生車輌
今回は、ランドレイダーの派生車輌を紹介。
ただし、異端審問局や技術局等で用いられるものは今回は扱いません。
LAND RAIDER CRUSADER
ラスキャノンに必要とされる大出力プラズマ発生器を撤去し、その空間も輸送用にすることで、輸送可能人数を増やした突撃車輌としての発展系派生車輌、クルセイダー。
ブラックテンプラー戦団で開発されたこの形式は、後に技術局に認可され、あらゆるチャプターで用いられることとなった。
左右砲塔部のラスキャノンが撤去されたとはいえ、車体前面にはアサルトキャノン、左右にはハリケーンボルターを備え、16人ものパワーアーマー兵を前線に突撃させられる能力を、誰もが歓迎したということであろう。
LAND RAIDER ACHILLES
大征戦の時代(フォボスパターンを素体としていることから、おそらくはその後期)に、インペリアルフィスト兵団によって設計された車輌。
いまは忘れ去られたとある異星種族の脅威に対抗するために開発されている。そのため、特に堅固な装甲を持ち、車体にはサンダーファイアーキャノン、左右砲塔にはツインリンク・マルチメルタを備える。
ただし、これらの装備のために輸送可能人数は圧迫され、6人となっている。
LAND RAIDER HELIOS
ヘリオス型は、レッドスコーピオン戦団によって、遠距離砲撃の支援が欠如している戦場での穴埋めとして開発された車輌。
本来なら武装の搭載される車体前部に大型センサーを配置し、背面にワールウィンド・ミサイルランチャーを備える。
現在ではレッドスコーピオン戦団以外にも広まっており、遠距離支援が受けづらい戦場で用いられている。
とはいえ、いまだにマイナーな派生に留まっているのは、通常必要となればAstra Militarumの支援が受けられるからであろう。
輸送可能人数はアキレス同様6人。
LAND RAIDER PROMETHEUS
プロメテウスはランドレイダーの中でも指揮車両として開発された。
左右砲塔のラスキャノンはツインリンク・ヘヴィボルターに、前部の武装は撤去されて大型通信装置及びセンサーに取って代わられており、お世辞にも火力は強力とは言い難い。
前線で指揮するための車輌といえよう。
ゲーム的にはリザーブの到着判定と夜戦についてスペシャルルールがある車輌。
Land Raider Terminus Ultra
Crusader派生
LAND RAIDER REDEEMER
ランドレイダー・リディーマーはクルセイダーの派生として、特に市街地戦闘に特化して開発された車輌。
大型のフレームストームキャノンを搭載するのに伴い、輸送可能人数は12人に減ったものの、それなりの装甲を身に纏う兵ですら焼き尽くす能力を得た。
リディーマーは、ファイヤーロード戦団によって最初に用いられ、いまでは多くの戦団で用いられている。
特にフレーマーを好むファイヤーロードやサラマンダーでは愛用されている。
LAND RAIDER ARES
市街地戦闘のために開発されたリディーマーに対して包囲攻撃のために作られたのがアレスである。
車体前部にデモリッシャーキャノンを搭載し、左右砲塔にはツインリンク・ヘヴィフレーマーを備える。
ダークエンジェル戦団によって開発されたアレスは、ダークエンジェルの不倶戴天の敵である『堕ちし者』狩りのために投入されたが、6輛のアレスうち破壊されたものは1輛のみであったという。
現在ではダークエンジェル以外にもいくつかの戦団がアレスを採用している。
なお、アレスには輸送能力は無い。
Achilles派生
ACHILLES-ALPHA PATTERN LAND RAIDER
アキレスアルファは、アキレス型の派生というよりは、プロトタイプともいうべき車輌。
元々アキレス型は強固かつ堅牢な車体を誇るが、開発初期に技術局の優れた技術者たちによって作り上げられたアルファパターンは、ランス兵器やメルタ兵器への耐性を持ち、より強靱なものとなっていた。
数少ないこれらプロトタイプはリージョンを率いる上級指揮官の乗る指揮車として用いられた。
輸送可能人数はアキレスと同じく6人。
Spartan派生
TYPHON HEAVY SIEGE TANK
テュポーン・ヘビーシージタンクは、アイアンウォリアーズ兵団のプライマークであるパーチュラーボの要請に応じ、技術局が開発した車輌である。
スパルタンの車体にドレッドハンマーキャノン(S10 AP1 7″ブラスト)を搭載し、まさに要塞を攻略するための道具として作り出された。
大征戦及び大逆の中で、アイアンウォリアーズ、あるいはインペリアルフィストによって多く用いられたという。
40K現在では生産は行われていないが、スパルタンと同じく生産能力が無いのかどうかは不明である。
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